お米の粉砕例(米粉製粉機)です。
お米を粉砕すると米粉になります。小麦粉の代用として米粉を使うということが近年増加しています。
米粉を使ったレシピはかなり多くあり、様々な商品を作ることができます。
弊社の機械も家庭用で米粉を作る際や、米粉の販売生産用にご使用頂いております。
<お米粉砕後の主な使用用途>
■油の吸水率が低いので揚げ物などに
■粉砕しても栄養価が変わらないので様々な料理に
■パン、お菓子、ケーキ作りに
<粉末化までの流れ>
まずはお米を洗ってから乾燥させます。
1.ミニスピードミル
ミニスピードミルは30秒~2分程度で様々な素材を微粉末化にすることができる卓上型粉砕機です!1分間に約3万回転の高速粉砕刃で瞬時に粉砕していきます。
弊社で1番小型の製粉機ですが、家庭用ミルと比較して数倍の製粉能力がございます。
2.ハイスピードミル
お米・乾燥食品、野菜・スパイス・鉱石・貝殻・硬い素材など粉末にできる小型微粉砕機です!
ミニスピードミルより容器容量が大きくさらに製粉能力が上がった製粉機です。
使用粉砕機:ミニスピードミル MS-09(900cc容量)
お米をミニスピードミルに投入します。
900cc容量のミニスピードミルに約200gのお米を投入することができます。
投入目安は容器の半分程度です。多く入れすぎると負荷が高くなり負荷が高いと自動的に停止する構造です。
2分間粉砕を行いました。
ミニスピードミルで粉砕を行うと摩擦熱により容器に熱を持ちます。
お米は水分が15%程度あるために水分の影響で容器に付着してしまいます。
この付着を防ぐには食品乾燥機などでお米を乾燥し水分を飛ばす必要があります。
食品乾燥機を使用し下記画像のようにお米を乾燥させます。
お米を1kg乾燥させた際のデータ 乾燥温度:60℃
1時間乾燥 :961g
2時間乾燥 :941g
3時間乾燥 :928g
4時間乾燥 :919g
5時間乾燥 :914g
6時間乾燥 :910g
7時間乾燥 :906g
8時間乾燥 :904g
9時間乾燥 :902g
10時間乾燥:900g
10時間の乾燥で1割の重量が減ります。11時間以上乾燥を行ってもこれ以上重量は減りませんでした。
お米に水分がほぼ無いために熱が加わっても容器に付着しません。
ミニスピードミルでの製粉でどれくらいの細かさになるかですが、2分粉砕した米粉を100μm(0.1mm)=150メッシュのふるいでふるい分け行いました。
200g中の約40gが100μmのふるいを通過しました。
ふるいを通過した米粉はかなり細かくなっており、小麦粉程度です。
100μmのふるいを通過しなかった米粉を再度ミニスピードミルで2分粉砕。
それを再度ふるい分けを行った結果、40gがふるいを通過しました。
上記のように2分粉砕→ふるいを通す→ふるい網上に残った米を2分粉砕を繰り返していけば、最終的にはほぼ全量を小麦粉程度の細かさにすることが可能です。
使用粉砕機:ハイスピードミル HS-20(2000cc容量)
ハイスピードミルの場合はミニスピードミルとほぼ流れは同じです。
違いはハイスピードミルのほうが容器容量が大きいので一度に多くのお米を投入することができます。
お米をハイスピードミルに投入します。
2000cc容量のハイスピードミルに約400gのお米を投入することができます。
投入目安は容器の半分程度です。多く入れすぎると負荷が高くなり負荷が高いと自動的に停止する構造です。
2分間粉砕を行いました。
先程のミニスピードミルと同様に乾燥させていないと容器への付着はあります。乾燥させておけば付着はありません。
こちらも粉砕後のお米を100μm(0.1mm)=150メッシュのふるいでふるい分け行いました。
400g中の約80gが100μmのふるいを通過しました。
ハイスピードミルの場合でも約2割分は100μmのふるいを通過します。
ミニスピードミルと同様に2分粉砕→ふるいを通す→ふるい網上に残った米を2分粉砕を繰り返していけば、最終的にはほぼ全量を小麦粉程度の細かさにすることが可能です。
1時間に5~10kgの粉末を作るならハンマーミル HM-100がお勧めです。
1時間に20kg以上の粉末を作るならシュガーミルがお勧めです。
小型の家庭用食品乾燥機もございます。
粉末成形プレス機、金型
粉末を錠剤やタブレットのように固めることができる成形プレス機です。
荷重能力は10トンございます。
「こんなものは乾燥や粉砕はできるのか?」「どういった細かさになるのか?」
「製品を直接見てみたい」など購入前に疑問に思われる点もあるかと思います。
当社にはテストルームがございますので製品ご購入前に乾燥後や粉砕後の仕上がりをご確認頂きご検討頂けます。
素材を当社にお送り頂いても問題ありませんし、お越し頂いての立会テストも可能です。
テストのご依頼などお考えの際はまずはお電話にてご予約ください。
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